東産業

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CSV

四日市市内の生物分布図作成中!

2019年3月14日

皆さん、こんにちは!
花粉と仲良くなりたい、CSV課とらです。
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2019年2月に某市町村からご依頼いただき、生物分布図を作成しています!
対象の地域は四日市市内です。実際に12本の河川と6箇所の池を調査して、確認できた生き物をリストにし、それを地理情報システム(GIS)を使って四日市市の地図に落とし込みました。
具体的にどのような分布図なのか、2種類の魚を比較して見ていきましょう。
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■四日市市内のゴクラクハゼ分布図
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赤い点がゴクラクハゼを確認できた地点です。四日市市内の河川や池の6箇所で確認できました。どの赤い点も下流の海に近い水域で見られます。
ゴクラクハゼは日本固有種の魚です。
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ゴクラクハゼとはこんな魚
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分類  ■スズキ目ハゼ科
学名  ■Rhinogobius giurinus
大きさ ■4~8cm
特徴  ■雑食性で、産卵期は夏から秋。
生息場所■川の水と海の水が混じり合うような場所でよくみられる。
(三重県HP『三重県 おさかな図鑑』より引用)

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次にカダヤシの分布図を見てみましょう。
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■四日市市内のカダヤシの分布図
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カダヤシが確認された河川や池は11箇所で、上流から下流の幅広い河川水域に分布していることが分かります。先程のゴクラクハゼと比較しても生息地域が四日市全域に渡っていることが分かります。それもそのはず、カダヤシは特定外来生物で汚れた環境に強いのです。
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カダヤシとはこんな魚
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分類  ■条鰭綱カダヤシ目カダヤシ科
学名  ■Gambusia affinis
大きさ ■雄で3cm、雌で5cmほど
特徴  ■メダカに似るが、体がもっと青っぽく尾鰭が丸い。雑食性。水面に落下した小さな昆虫、動物プランクトン、植物プランクトン、糸状藻類を食べる。また、自種も含め、仔稚魚も食べる。
生息場所■水田と用水路のほか、平地の池沼・湖、河川下流で流れが緩やかな場所。
増加要因■和名の由来は「蚊絶やし」で、ボウフラ退治を主目的として1916年に初めて台湾島経由で導入された。卵生、胎生を問わず、土着のメダカ類、カダヤシ類等を駆逐しつつあり、IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」及び日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されている。
(環境省HP『特定外来生物等一覧(最終更新:平成30年4月1日)』より引用)
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同じ魚類でも生息分布図で比較してみるとその特徴がよく分かります。普段私は図鑑や生物解説などで分布地域を目にするのですが、文章よりも地図で見たほうが分かりやすいですね。
また、この分布図は国土数値情報という、国土交通省が整備した地形、土地利用などの情報を地図化したデータを元に作成しています。四日市市の河川環境が水色で示されているため、生物がどのような自然環境で生息しているか把握しやすくなっています。
魚類の他にも、貝類・甲殻類・両生類・哺乳類・爬虫類でも同様の分布図を作成しています。今後、このデータを活用して四日市市内の生物保全に役立てたいです。
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とら (=´ω`=)