東産業

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鈴鹿川生物調査 その2 漁師さんから学ぶ鈴鹿川

2012年12月4日


12月2日(日)鈴鹿川で生き物調査を行いました。今週は、鈴鹿川の生き物調査で学んだこと
をご紹介していきます。

漁師さんとの出会い
川で生き物を探していると漁師さんが魚をとっていました。漁師さんは、鈴鹿川下流でよく魚を
つかまえているそうです。バケツを除くと3匹の大きなウナギを発見!
ここまで大きな天然のウナギは初めてです。


鈴鹿川の思い出
魚を見せていただきながら漁師さんは、鈴鹿川にまつわるエピソードを語って
くれました。今は、きれいな鈴鹿川も高度経済成長期の1960年から1980年頃までずいぶん
汚れていたそうです。

ウナギなど川の底に暮らす生き物は油臭かったり、洗剤臭いこともあったそうです。
時には、調理していると鍋から泡が出てくるほど洗剤成分を含んだ魚もとれたとか。

私たちには想像もできない悲惨な状態です。
浄化槽、下水道が整備され、洗剤の成分もずいぶん見直され、今の川の状態まで回復した
そうです。生き物をつかまえていると川の改善がよくわかるとおっしゃっていました!!

鈴鹿川が支える「食」文化!
漁師さんの話を参考に、鈴鹿川でとれた魚や貝がどのように地域で消費されているのか
まとめました。

■シジミ → 味噌汁、白菜と味噌であえる、白菜とシジミを炊いた和風汁、サラダの具
■アサリ → 味噌汁
■ウナギ → かば焼き
■ナマズ → かば焼き、煮物
■スズキ → 刺身、塩焼き
■ハゼ  → 刺身、甘露煮、てんぷら
■ボラ  → ボラ飯(身を焼いて、ご飯と混ぜる)


川と人がつながる
どの料理も昔から鈴鹿川河口付近の漁師町で消費されてきたメニューです。
鈴鹿川の恵みが地域の食を支えているわかりやすい事例だと思います。


漁師さんからお聞かせいただいた話の中で、とても興味深かったのは、つかまえた魚も大きさによって逃がしたり、自分たちで禁漁期間を作って自然を守るルール作りをしている所です。

とりすぎてしまったら、いつか資源はなくなってしまいます。

そのあたりを意識しながら生き物に接している姿に、私自身 自然保護の考え方や、人と自然が付き合っていくということについて改めて考えさせられました。
川の恵みを頂戴しながら生活するとなれば、自然との関係ももっと研ぎ澄まされていくのかもしれません。
今回お話を聞きながら、人と自然がつながるために必要な「距離感」を学んだように思います。

つづく。